同じ依存症の方のブログで
「競馬と株投資で何が違うっていうんだよ。実に腹だたしい。」
と書いている記事があった。
まさに、同じ考えだった。
20年ほど前に、私がエンジニア業界に飛び込んだ最初の会社であった、
とある先輩との話だ。
その先輩は証券会社に就職して、ディーラー(株を運用するプロ)見習いのお仕事をしたれど、結果を残せず、会社に居場所がなくなり、転職してきたとのこと。
で、プライベートで株をやってるときいたので、その時、なんの迷いもなく
「あ、同じですね、僕も競馬やってるんですよ」と回答したのだ。
その時、先輩は烈火のごとく怒って、
「競馬と一緒にするんじゃないよ、株はギャンブルじゃない、投資なんだ!」
と発言、その後その話はすることはなくなった。
その時私は、「いやどう考えてもどっちもギャンブルでしょ?お金が欲しいから株買うんでしょ?」と思っていた。
いま、少し競馬から離れてみて、こういうことかな、と思うことがある。
会社というのは経済活動を行うので、時間がたてば基本的に必ず成長する。
株価はそれを反映するので、日本株でも平均すると年6%成長し続けることが
証明されている。
逆に競馬はテラ銭が取られるので必ず25%マイナスとなる。
つまり、語弊を恐れずにその観点のみでまとめると
106%に収束する世界で勝負するか、75%に収束する世界で勝負するか。
なるほど、「勝ち確」の勝負の場を選んで勝負している人から見れば
「負け確」の勝負の場を選んで勝負をしている人と同じに話されるのは気分悪いよな。
106%に収束する世界でも、負ける人が多い世界なのだから、
75%の世界で勝てることを夢見る人が頭おかしい、と思われるのは
しょうがないな、ということで納得した。
【私なりの結論】
勝ち確の場で勝負するのが投資
負け確の場で勝負するのがギャンブル
しかし、勝ち確の場を選んでも勝負しても、投資の世界では負ける人の方が多い。
まして、ギャンブルで勝ちを目指すのは・・。
・・。
20年かけて、自分なりに納得できた。w