いろんなブログを見て、
バーサーカーモード
という言葉を知りました。
本来は「古代北欧の戦士たち、特に「バーサーカー」と呼ばれる者たちに関連しています。彼らは戦闘中に極度の怒りや興奮状態に入ることで知られ、その状態では人間離れした力と勇敢さを発揮した」
とのことですが、ことギャンブル依存症界隈では
借金することに対する恐怖が一切なくなり、可能な限り借金しまくり、目の前のレースにひたすらかけまくる現象のことを言うようです。
確かにそのような現象は自分でも経験したことがありますし、他人のブログや、GAで聞いた話にもありました。
私自身でいえば3年間勝ち続けた2000万とその間の給料の1000万
計3000万を「半年」でマイナス400万にした経験がありますし、
去年は、給料が入ったら、支払いだけ済ませて残った20万~30万のお金は数日で吹っ飛ばす、を12回繰り返しました。
GAで少し話した方は退職金の2000万を「2,3か月」ですべて失った、と言われていました。
また、去年よく読ませていただいた依存症のマサさん
はまさに現在進行形で「4,5日」で150万の借金を増やしたそうです。
バーサーカーモードまで入ったことのあるギャンブラーは、正直救いはないのかもしれません。いくら貯めたとしてもそれを一瞬といえる期間で吹き飛ばすことが可能なことを証明してしまっているわけですから。
大王製紙の井川意高さんが106億溶かした、という話は有名ですが、まさにバーサーカーモードだったと考えるとピッタリ来ます。井川意高さんのように東大卒の優れた頭脳を持ってしてもこういったことになってしまう。
依存症は本当に恐ろしい。
見えてないだけで、死屍累々、死んでは生き返るのゾンビがうごめく地の底。
見えてないものを見ないといけない、それでも抜け出せない世界なのかもしれない。